資格を持たないスタッフの解体作業とは?
解体工事というと重機を使って建物を取り壊すイメージがありますね。
確かに油圧ショベルを使って建物を解体し、そういった廃材をどんどんトラックに積み込んで、ごみ処理施設まで運ぶ形が多くなります。
ただ、現場の敷地面積なども考慮すると重機を何台も導入できるわけではありません。
そのため重機で行う作業と、作業員自らが解体を行う作業が分かれています。
多いのは外構エクステリア部分の解体作業。
具体的には塀や門、フェンス、花壇、植木などの解体です。
これらは重機を導入しなくても手持ち工具で解体できることが多いです。
手持ちのチェーンソーやエアブレーカを使うと金属素材やコンクリート素材でも解体していくことができます。
ただ、破損したコンクリートなどの跳ね返りの危険性もあるので、必ず作業員は防護服や防護メガネなどを着用し、安全を考慮しながら作業していきます。
解体した後は廃材を撤去し、整地も行います。
解体のみを行うことは少なく、その後の土地の造成工事やお掃除も含めて一連の作業が発生します。
重機の免許はいずれ取得するのが望ましいですが、就業段階でなくても問題ありません。
出来る作業から始めて、職場経験を積んでから資格取得を目指す形でも全く遅くありません。